じゃあ、今の小林さんの目的、っていうのは何なんですか?作品を作る目的は?
お金も嫌いではないですが、もしそれを考えていたらアートやらないですよね。お金が目的なら、作品よりも良い手段があると思う。たまたま違う事に興味がいってしまった。たとえば、河原に行ったときに石が落ちていたんです。石と言うよりも小さい岩なんですけれども、それに穴が「ぽこっ」て空いていて、その中にまた小さい石が入っていた。その石がなんなのかを知っている人に教えてもらったら、たまたまその時は河原の水の量が多くないので河原まで歩けたが、もう少し水かさがある時には、岩の上に水が流れている。その水が通った時に、穴の中の小石がクルクルと回転するらしいんですよ。そうすると、どんどんお互いに擦り合いながら穴を掘っていく。おそらく、そのうちに中にある小さい石が無くなってしまうのでしょう。その存在の仕方がとても魅力的で、こんなの作りたいと思ったんです。それとお金ってなかなか結びつかないと思いました。そういう存在ってなんなのかな、というのがつきまとっている。その石の存在が魅力的です。
そういう現象が面白いとするならば、それが起きた原因を究明するために自然科学者になる、っていう方法がありますよね。そしてそれを選択しないとしたら、もうひとつはアーティストになるしかないじゃないですか。たとえば、それにお話を付けていけば「物語」が書けるかも知れないけれど、そうではなくて純粋に自然のなかにある構造にひそむ抽象的な原理を表現(=表象)しながらご飯が食べられる仕事といったら、アーティストしかないですよね。
じゃあ、かなりベストな選択だった。
お金も嫌いではないですが、もしそれを考えていたらアートやらないですよね。お金が目的なら、作品よりも良い手段があると思う。たまたま違う事に興味がいってしまった。たとえば、河原に行ったときに石が落ちていたんです。石と言うよりも小さい岩なんですけれども、それに穴が「ぽこっ」て空いていて、その中にまた小さい石が入っていた。その石がなんなのかを知っている人に教えてもらったら、たまたまその時は河原の水の量が多くないので河原まで歩けたが、もう少し水かさがある時には、岩の上に水が流れている。その水が通った時に、穴の中の小石がクルクルと回転するらしいんですよ。そうすると、どんどんお互いに擦り合いながら穴を掘っていく。おそらく、そのうちに中にある小さい石が無くなってしまうのでしょう。その存在の仕方がとても魅力的で、こんなの作りたいと思ったんです。それとお金ってなかなか結びつかないと思いました。そういう存在ってなんなのかな、というのがつきまとっている。その石の存在が魅力的です。
そういう現象が面白いとするならば、それが起きた原因を究明するために自然科学者になる、っていう方法がありますよね。そしてそれを選択しないとしたら、もうひとつはアーティストになるしかないじゃないですか。たとえば、それにお話を付けていけば「物語」が書けるかも知れないけれど、そうではなくて純粋に自然のなかにある構造にひそむ抽象的な原理を表現(=表象)しながらご飯が食べられる仕事といったら、アーティストしかないですよね。
じゃあ、かなりベストな選択だった。
— K